今とっても納得でき、腑に落ちたので引用します。
引用元
「アウト・オン・ア・リム」
著者/ シャーリー・マクレーン
角川書店
(引用はじめ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まず原子の構造のおだらいだ。プロトン(陽子)が陽のエネルギーを持ち、エレクトロン(電子)が陰のエネルギーを持っていることは知っているね」
「ええ」
「そして、それぞれのエネルギーの量は互いにバランスしている。陽極と陰極は互いに引き合い、同じ極同士は反発している」
「ええ」
「エレクトロンは、プロトンの周囲をすごい速度でまわっているんだ。エレクトロンと中性子は、ちょうど地球や他の惑星が太陽のまわりを回転しているのと似たような形でプロトンのまわりを回転しているんだよ。つまり、原子は微小な太陽系なんだ」
「ええ、何かで読んだわ。原子が小さな太陽系みたいだなんて、面白いわねえ。宇宙全体が一滴の水の中に含まれているのね」
デイビッドの顔がパッと明るくなった。
「その通りなんだ。さて、そこには、ある種の力があって、この小太陽系が回転できるように、一種の結合要素として働いているんだ。このエネルギーをマヤンは”神の力”と呼んでいた。つまり、この宇宙のすべての事物をつかさどっている力なんだ。その力が原子を組織しているんだ。そして、すべてのものが原子でできている。ーーーー木、砂、水、小猫の髭、惑星、天の川ーーーーみんなだよ。すべての物体は原子から成り立っているんだ。この力を究極の源、または自然の思考要素と呼んでもよい。」
「ちょっと待って、思考要素ですって?」
彼はちょっと言い淀み、じっと蠟燭を見つめた。
「それはあとで説明しよう。今は、ただ僕の話を聞いているだけでいいよ。もし、わからなかったら忘れちゃっていいよ」
「そう。じゃ、そうするわ。つまり、その源が自然の思考要素なのね。それで?」
「うん、次に原子をもっと分解しよう。一つの原子はプロトン、中性子、エレクトロンからできているよね」
「ええ」
「さっきの源がエレクトロン、プロトン、中性子をくっつけている糊だと考えてくれる?」
「いいわ。あらゆるものが浮いている海みたいなものを考えればいいのかしら」
「その通り。つまり、その海が原子を一つにし、惑星を一つにまとめ、天の川を一つにまとめ、そして宇宙全体を一つにまとめている。すべてを調和させているんだ」
「マヤンが言ったの?」
私の頭の中に、ある種の閃きを感じていた。デイビッドはうなずいた。
「もうちょっと辛棒して。源あるいは海と呼んでもいいけど、源は二つの極から成っている」
「極ですって?」
「うん、陽極と陰極、または陽と陰、あるいは現代科学でいうクォークさ」
「あ、それ聞いたことあるわ」
「そう思うよ。かなりの科学者が、このエネルギーは実在しているが、分子からできているわけではないので、計測不能なのだ、と言っている。さて、これからが話の一番難しいところだよ。でも、ここが一番大切なんだ。このエネルギーは魂を形成しているんだ。我々の体は原子からできており、、我々の魂は、この源のエネルギーからできているんだ」
頭から冷汗が滲み出るのが感じられた。魂が私達の体と同じように、実在するエネルギーからできているなんてことがあるのだろうか。それが魂が永遠だ、という理由なのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(引用終り)
魂=神の分御魂であることが書かれている。
今ならとても素直に理解できる。
その神が二つの極があるというのがまだ理解できないので探求してみよう。