農業の関税を撤廃するTPPについて、彼は反対はしなかった。
でも今のままでいったら、
日本の農業が壊滅的な被害を受けるだろう。
質疑応答で農家の人から岩佐さんの考えは甘いのではないか?
岩佐さんの回答は1kg500円のところ、関税撤廃して1kg30〜50円のものが入ってきたら、
それは壊滅的な被害をこうむるのは目に見えてるが、
そうならないために、
今できることは何だろう?という感じのものだった。
これを聞いてひらめいた。
出来事そのものはニュートラル、
それをどうとらえるか?
岩佐さんのようなポジティブな捉え方、
今の新潟産コシヒカリにどんな付加価値をつけるか。
農家のようなネガティブな捉え方、
TPP反対!
かつて新潟産コシヒカリのニセモノが大量に流通していたそうだ。生産量を上回る量が市場に流通していた。
世界が日本食に関心を向けているなか、白米そのものの味を発信していけば、
米そのものの需要が伸び、その中でも新潟産コシヒカリの需要が大幅に伸び、
需要に対して供給が間に合わず、
1kg500円が2000円になってもおかしくないと思った。
岩佐さんのところでは、実際に2000円で売れる米もあるという。
そのときの会場のため息。
「追伸」
いくら関税が撤廃され、激安の米が入ってきても、
日本人は買わないと思う。
日本人は味には神経質だから。平均的という意味で。
まずいものは安くても、今のところ買わないと思うから。